数式の書き方の練習問題(全5問)
色のついたセルに数式を入力して Enter。範囲はドラッグでも選べます。
「=」から書き始める
B2 に、100 と 50 を足す計算式を入力してください。
ヒント 1
先頭に「=」を付けないと、ただの文字として表示されます。
ヒント 2
「=100+50」と入力して Enter を押します。
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先頭の「=」が「ここから先は計算式です」という合図になります。付け忘れると、入力した内容がそのまま文字として表示されます。確定したあとセルを選ぶと、数式バーには入力した式が残っています。画面に見えているのは計算結果で、中身は式です。
模範解答: =100+50
セルの位置を指して計算する
C2 に、単価(A2)と数量(B2)をかけた金額を求めてください。数字は直接書かず、セルを参照します。
ヒント 1
かけ算の記号は「×」ではなく「*」(アスタリスク)です。
ヒント 2
「=」を入力したあと、A2 をクリック、「*」を入力、B2 をクリックの順で作れます。
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「=360」や「=120*3」と書いても同じ数が表示されますが、単価や数量を変えたときに計算し直されません。セル参照で書いておけば、参照先の数値を書き換えるだけで結果が自動的に更新されます。表の中の数字は、式に直接書かずセルから取ってくるのが基本です。
模範解答: =A2*B2
割り算で単価を求める
C2 に、合計金額(A2)を個数(B2)で割った1個あたりの金額を求めてください。
ヒント 1
割り算の記号は「÷」ではなく「/」(スラッシュ)です。
ヒント 2
「=A2/B2」と入力します。割られる数が先です。
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割り算は「/」で書きます。順序が逆になると別の意味になるため、どちらを何で割るのかを確かめてから書きます。なお、割る数のセルが空のままだと #DIV/0! エラーになります。
模範解答: =A2/B2
計算の順序に気をつける
B4 に、2つの商品の小計に消費税10%を加えた税込金額を求めてください。
ヒント 1
かけ算は足し算より先に計算されます。先に足したいときはカッコで囲みます。
ヒント 2
「=(B2+B3)*1.1」の形です。カッコの数は左右で同じにします。
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カッコを付けずに「=B2+B3*1.1」と書くと、B3 にだけ税率がかかり 3200 になります。かけ算・割り算は足し算・引き算より先に計算されるためです。先に合計したいときは必ずカッコで囲みます。金額を扱う場面では、この違いがそのまま請求額のずれになります。
模範解答: =(B2+B3)*1.1
セル参照なら自動で計算し直される
C2 に単価×数量の金額を、D2 に単価が2倍になったときの金額を求めてください。D2 でも数字を直接書かず、A2 を参照します。
ヒント 1
C2 は「=A2*B2」です。単価のセルと数量のセルをかけます。
ヒント 2
D2 は単価を2倍にするので「=A2*2*B2」と書けます。1200 と直接書かないようにします。
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D2 に 1200 と直接書いても、いまの表では正しい数が表示されます。しかし単価(A2)を変えたとたん、C2 だけが更新されて D2 は取り残されます。式の中に数字を書き込むと、あとから数値を変えたときに一部だけ古い値が残り、気づきにくい誤りになります。
模範解答: C2 =A2*B2 / D2 =A2*2*B2
Excelでは「=」から書き始めると、そのセルが計算式として扱われます。
- 書き方
=B2*C2- 例
=(B2+B3)*1.1
「=」から始めると計算になる
Excel のセルに 100+50 と入力しても、そのまま文字として表示されるだけです。計算させたいときは、先頭に =(イコール) を付けます。
=100+50
こう入力して Enter を押すと、セルには 150 と表示されます。= は「ここから先は計算式です」という合図です。
入力した式そのものは消えていません。セルを選ぶと、上の数式バーに =100+50 と表示されます。画面に見えているのは計算結果で、中身は式、という二重構造がExcelの基本です。
書いた式を直したいときは、セルをダブルクリックするとセルの中で編集できます。数式バーをクリックしても同じように直せます。人の作った表を読むときは、まずセルを選んで数式バーを見る、と覚えておくと迷いません。
数字を直接書かない
さきほどの =100+50 は正しく動きますが、実際の表ではほとんど使いません。代わりにセルの位置を指す書き方をします。
=B2+B3
B2 は「B列の2行目」という意味で、これをセル参照と呼びます。
セル参照を使う理由は1つです。参照先の数値を書き換えると、計算結果も自動で更新されるからです。
| 書き方 | B2 を 100 から 200 に変えたとき |
|---|---|
=100+50 |
150 のまま。式を書き直す必要がある |
=B2+B3 |
自動的に計算し直される |
数百行ある表で、数字を直接書いた式が混ざっていると、どこを直せばよいのか分からなくなります。表の中の数字は、式に書かずセルから取ってくる。 これがExcelを使ううえでの基本方針です。
計算に使う記号
四則演算は、算数とは少し違う記号を使います。
| 記号 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
+ |
足す | =B2+B3 |
- |
引く | =B2-B3 |
* |
かける(×ではない) | =B2*C2 |
/ |
割る(÷ではない) | =B2/C2 |
^ |
累乗 | =B2^2 |
*かけ算は `(アスタリスク)、割り算は/`(スラッシュ)** です。テンキーのあるキーボードなら、どちらもテンキー側に並んでいます。
計算の順序とカッコ
計算の順番は算数と同じで、かけ算・割り算が先、足し算・引き算が後です。
=100+50*2 → 200(50*2 が先に計算される)
先に足したいときはカッコで囲みます。
=(100+50)*2 → 300
税込金額を求めるときなどは、この違いが金額のずれになって表れます。
=(B2+B3)*1.1 小計を出してから税率をかける
=B2+B3*1.1 B3 にだけ税率がかかってしまう
カッコの数は必ず左右で同じにしてください。足りないと Excel が警告を出し、確定できません。
セルの参照は打たずに選ぶ
B2 のようなセル参照は、キーボードで打つ必要はありません。= を入力したあとに、参照したいセルをクリックするだけで数式に入ります。
1. = を入力する
2. B2 をクリック → =B2 になる
3. + を入力する
4. B3 をクリック → =B2+B3 になる
5. Enter で確定
慣れている人ほど、この方法で入力します。打ち間違いが起きず、離れた場所のセルでも正確に指定できるためです。
結果ではなく式が見えてしまうとき
=B2+B3 と入力したのに、計算されずそのまま =B2+B3 と表示される場合は、そのセルの表示形式が「文字列」になっています。
セルの表示形式を「標準」に戻してから、もう一度入力し直すと計算されます。他の人が作ったファイルを引き継いだときに起こりがちな症状です。
なお、このページの練習用の表には表示形式の設定がないため、この症状は起こりません。実際の Excel で困ったときのために覚えておいてください。
次に進むには
数式の基本が分かったら、次は同じ式を何行にもコピーする方法を覚えます。1行ずつ書き直す必要はありません。
合計や平均をまとめて求めたい場合は、SUM関数やAVERAGE関数を使います。
なお、式を書いていると #DIV/0! や #VALUE! といった表示に出会うことがあります。これは故障ではなく、Excel が計算できなくなった理由を伝えているものです。読み方は エラー値の意味と直し方 にまとめています。