SUM関数の練習問題(全5問)

色のついたセルに数式を入力して Enter。範囲はドラッグでも選べます

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Q1

基本の合計

B4 に、金額(B2・B3)の合計を求める数式を入力してください。

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SUM関数は「=SUM(範囲)」の形で書きます。「B2:B3」の「:」は「B2 から B3 まで」という意味です。今回は2つなので「=B2+B3」でも同じ答えになりますが、行が100行あったら「+」でつなぐのは現実的ではありません。この形を先に覚えておきます。

模範解答: =SUM(B2:B3)

SUM関数は、指定した範囲の数値をすべて合計する関数です。

書き方
=SUM(合計したい範囲)
=SUM(B2:B4)

SUM関数とは

SUM(サム)関数は、指定した範囲の数値をすべて足し合わせる関数です。読み方は「サム」で、英語の sum(合計)がそのまま名前になっています。

売上の合計、経費の合計、テストの点数の合計。数字を扱う表なら、ほぼ必ず出番があります。Excel で最初に覚えるべき関数はこれだと言い切ってしまってよいくらい、使用頻度が高い関数です。

基本の書き方

SUM関数の書き方は次のとおりです。

=SUM(合計したい範囲)

たとえば B2 から B4 までの3つのセルを合計したいなら、こう書きます。

=SUM(B2:B4)

ポイントは3つあります。

  • 数式は必ず =(イコール)から始める
  • 関数名のあとに カッコ を書く
  • カッコの中の :(コロン)は「〜から〜まで」 という意味

B2:B4 は「B2 から B4 まで」を表します。B2、B3、B4 の3つのセルが対象です。この書き方を範囲参照と呼びます。

小文字で打っても大丈夫

=sum(b2:b4) のように小文字で入力しても問題ありません。Excel は確定した時点で =SUM(B2:B4) と自動的に大文字へ直します。

そのため、実際に入力するときは小文字のほうが速く打てます。一方、画面に表示される数式は必ず大文字になるため、この記事でも表示に合わせて大文字で書いています。

範囲は手で打たずにドラッグで選ぶ

=SUM( まで入力したら、そのままマウスで範囲をドラッグしてください。セル参照が自動的に数式へ入ります。慣れている人ほど、参照を手で打つことはほとんどありません。

範囲を選び終えたら ) を打つか、そのまま Enter を押します(Excel は閉じカッコを補ってくれます)。

なぜ =B2+B3+B4 ではなく SUM を使うのか

=B2+B3+B4 と書いても、同じ答えが出ます。それでも SUM を使うべき理由があります。

理由 内容
短く書ける 100行の合計を + でつなぐのは現実的ではありません
行を増やしても壊れにくい 範囲の途中に行を挿入すると、SUM の範囲は自動で広がります
文字列が混ざっても止まらない + では #VALUE! エラーになる場面でも、SUM は計算を続けます

3つめは特に重要です。あとの練習問題で実際に確かめます。

2つめの「行を挿入すると範囲が広がる」は実際の Excel での動きで、このページの練習用の表では試せません。

よく使う3つのパターン

1. 縦に並んだ数値を合計する

いちばん基本の形です。表の一番下に合計行を作り、その上の範囲を指定します。

=SUM(B2:B10)

2. 離れた範囲を合計する

合計したい範囲が連続していないときは、,(カンマ)で区切って複数の範囲を指定できます。

=SUM(B2:B5, B8:B11)

小計の行を飛ばして合計したいときによく使う書き方です。小計を含めたまま合計してしまうと、同じ数字を二重に数えることになるので注意してください。

3. 行と列の合計をまとめて出す

縦横に数値が並んだ表では、右端に「行ごとの合計」、下端に「列ごとの合計」を置きます。

右下の総合計は、行の合計を足しても列の合計を足しても同じ数になります。どちらで書いても正解です。

オートSUMを使うと速い

合計を出したいセルを選んでから、次のショートカットを押してみてください。

操作 ショートカット
オートSUM Alt + Shift + =

Excel が上や左の数値の並びを読み取って、=SUM(...) を自動で入力してくれます。範囲の推測が正しければ Enter を押すだけで完成します。

範囲がずれて推測されることもあるので、確定する前にカッコの中を必ず確認するのを習慣にしましょう。

SUMでつまずきやすいところ

文字列や空白のセルが混ざっている

SUM関数は、範囲の中にある文字列と空白のセルを黙って無視します

たとえば金額の列に「未定」と書かれたセルが混ざっていても、エラーにはならず、数値だけが合計されます。一方、同じ範囲を + でつないで =B2+B3+B4+B5 と書いた場合は、文字列を計算しようとして #VALUE! エラーになります。

これは SUM の便利なところですが、「集計されていないセルがあることに気づけない」 という落とし穴でもあります。合計が想定より小さいときは、範囲の中に文字列が紛れていないか確認しましょう。

#VALUE! のようなエラーの読み方は、エラー値の意味と直し方 にまとめています。

合計セル自身を範囲に含めてしまう

合計を入れたいセルまで範囲に含めてしまうと、自分自身を足そうとすることになります。これを循環参照と呼び、Excel は警告を出して正しく計算できません。

たとえば B5 に合計を出す表で =SUM(B2:B5) と書くと、範囲の最後が合計セルそのものになっています。正しくは =SUM(B2:B4) です。

範囲の終わりが、合計セルの1つ手前になっているかを確認してください。

見出しを範囲に入れてしまう

範囲の始まりを1行上から取ってしまい、見出しのセルまで含めてしまうことがあります。見出しは文字列なので無視され、答えは合ってしまいます

そのため間違いに気づけないまま残りますが、あとからその位置に数値を入れたときに合計へ紛れ込みます。範囲の始まりは、見出しの1つ下からにしてください。

関連する関数

関数 用途
AVERAGE 平均を求める。SUM と同じ範囲指定の書き方
COUNT 数値が入っているセルの個数を数える
SUMIF 条件に合う行だけを合計する
SUMIFS 複数の条件に合う行だけを合計する

合計の次に覚えるなら AVERAGE、そのあとに条件つきの SUMIF に進むのがおすすめです。