台本や原稿を全画面でなめらかにスクロール表示するテレプロンプター
使い方
- 台本を入力し、文字サイズとスクロールモードを設定します。 段落の間に空行を入れると読みやすくなります。
- 開始する を押すとフルスクリーンで表示されます。
- 手動モード: スワイプ・ドラッグで自由にスクロールできます。 Escキーまたは右上の × で終了します。
- 自動モード: 設定した速度で自動スクロールします。 画面をタップすると一時停止・再開できます。Escキーまたは右上の × で終了します。
- 同じ台本をまた使うなら この台本を保存する を押します。 押したときだけブラウザに記録され、次回開くと復元されます。消したいときは「保存を消す」を押してください。
ツールについて
動画撮影・YouTube配信・プレゼンテーション・スピーチ練習など、原稿を読みながら話す必要があるあらゆる場面で使えるテレプロンプターです。インストール不要で、ブラウザを開くだけですぐに使い始められます。
紙の原稿を手元に置いて読むと、どうしても視線が下がり、「読んでいる」ことが相手に伝わってしまいます。テレプロンプターはカメラや聞き手と近い高さに文字を置けるため、視線を上げたまま原稿どおりに話せます。撮り直しの回数が減るのが、いちばんわかりやすい効果です。
手動モードと自動モードは、話し方で選びます。一方的に話し続ける収録なら、自動モードが向いています。逆に講義や説明会のように、相手の反応や質問で間の長さが変わる場面では、手動モードのほうが扱いやすいです。自動にすると、こちらが止まっているあいだも原稿は流れていってしまいます。
自動モードの速度は、「ちょうど良い」と思うより少し遅いくらいに設定するのがおすすめです。スクロールが一定の速度で流れていると、話す側は自然とそれに合わせることになります。遅めにしておくと落ち着いて話せますし、早口になるのも防げます。
逆に速く話してしまうと、スクロールを追い越します。次に読む行がまだ画面の下にあって表示されていない、という状態です。原稿があるのに読めないので、これがいちばん困ります。少し物足りないくらいから始めて、余裕がありすぎたら上げる、という順番が失敗しにくいです。
ちょうど良い速度と文字サイズに、決まった正解はありません。パソコンで使うかスマートフォンで使うか、画面からどのくらい離れるか、プレゼンなのかテンポを優先したいのかで変わります。数値を固定せずスライダーにしているのは、そのためです。
原稿は、詰めるより空けたほうが読めます。書き言葉のまま長い一文を流すと、どこで息継ぎするかわからなくなります。句点で改行し、段落の間に空行を入れておくと、視線が次の行へ移りやすく、間の取りどころも見えるようになります。文字サイズを大きくするほど1画面に入る行数は減るため、原稿を整えておく効果はさらに大きくなります。
入力した台本はサーバーへ送信されず、すべてブラウザ内で処理されます。保存されるのは「この台本を保存する」を押したときだけで、押さなければページを閉じた時点で何も残りません。未公開の企画や社外に出せない原稿でも、共用のパソコンで安心して使えます。保存した場合は台本・文字サイズ・モード・速度がブラウザ内(localStorage)に記録され、次回開いたときに復元されます。
このツールを作った理由
前職で、お客様向けの解説動画を撮影していたときの話です。
撮影は一人でした。立った姿勢で上半身が映る構図で、身振り手振りを交えながら話します。この撮り方だと、操作している様子もそのまま映りますし、話している最中の手はそもそも動いています。撮影中に何かを操作するという選択肢が、最初からありませんでした。一人なので、誰かにスクロールを頼むこともできません。試しにメモアプリへ原稿を貼って使ってみたこともありますが、自分でスクロールしなければならない、その一点で成立しませんでした。
そこで使っていたのが、スマートフォンのテレプロンプターアプリです。目的は果たせていたのですが、困ることが2つありました。
ひとつは、台本の入力です。台本もスマートフォンで打ち込んでいたのですが、長い原稿をフリック入力で書くのは、それだけで一仕事でした。今思えばパソコンで書いて転送すればよかったのですが、当時はその発想がありませんでした。
もうひとつは、文字の大きさです。視力があまり良いほうではないので、文字を大きくしないと読めません。ところがスマートフォンの画面で文字を大きくすると、一度に表示される行数が減ります。次に何が来るのかが見えないまま読むことになり、読んでいて詰まりました。読める大きさと、先が見える行数が、小さい画面では両立しなかったわけです。
入力しやすくて、画面が大きいもの。それならパソコンだろう——というのが、このツールを作ったきっかけです。当時、同じようなツールがWeb上にあるかどうかは調べませんでした。先に作りたくなってしまった、というのが正直なところです。
結果として、パソコンでもスマートフォンでも同じように使えるものになりました。パソコンで台本を書いて、その画面をそのままプロンプターにする使い方も、スマートフォンをカメラの横に置く使い方も、どちらもできます。
よくある質問
Q. 表示中にスクロール速度を変えられますか?
A. 速度スライダーは設定画面にあるため、全画面表示のままでは変更できません。Esc キーまたは右上の × でいったん終了し、速度を変えてから再度「開始する」を押してください。速度をこまめに変えたい場面では、自分のペースでスクロールできる手動モードのほうが扱いやすいです。
Q. スマートフォンやタブレットでも使えますか?
A. 対応しています。タッチ操作でスクロールでき、自動モードでは画面タップで一時停止・再開が切り替えられます。
Q. 入力したテキストはどこに保存されますか?
A. サーバーには一切送信されません。自動保存もしないため、そのままページを閉じれば端末には何も残りません。「この台本を保存する」を押したときだけブラウザのlocalStorageに記録され、次回開いたときに復元されます。保存した内容は「保存を消す」ボタンで削除できます。
Q. 手動モードと自動モードの違いは何ですか?
A. 手動モードはスワイプ・ドラッグで自分のペースでスクロールします。自動モードは設定した速度で自動的にスクロールが流れます。一方的に話し続ける場面には自動モードが、相手の反応や質問で間の長さが変わる場面には手動モードが向いています。
Q. フルスクリーン表示を終了するには?
A. 右上の × ボタンを押すか、キーボードの Esc キーを押すと終了できます。
Q. テキストの折り返しや改行はどうなりますか?
A. 入力した改行がそのまま反映されます。段落ごとに改行を入れて原稿を整理しておくと、読みやすいプロンプターになります。テレプロンプターの表示ウィンドウは横幅に合わせて自動で折り返されます。
Q. フォントサイズは変更できますか?
A. はい。フォントサイズのスライダーで文字の大きさを調整できます。読み上げる距離や画面サイズに合わせて見やすいサイズに設定してください。大きな画面では大きめにすると読みやすくなります。
Q. 読み上げ位置を途中から再開できますか?
A. 自動モードでは画面をタップ・クリックすることで一時停止でき、再度タップすると再開します。手動モードでは任意の位置にスクロールして再開できます。ページを閉じると位置はリセットされます。
Q. 台本の長さに制限はありますか?
A. 文字数の上限は設けていません。ただし文字サイズを大きくするほど1画面に入る行数は減るため、長い原稿ほど自動スクロールの時間も長くなります。10分を超えるような原稿は、章ごとに分けて何回かに区切って収録するほうが、撮り直しのやり直し範囲が小さくて済みます。
Q. 台本を複数保存しておけますか?
A. 保存されるのは最後に保存した1件のみで、別の台本を保存すると上書きされます。複数の原稿を使い分けたい場合は、テキストファイルやメモアプリに控えておき、使うときに貼り付けてください。
Q. 文字を左右反転(ミラー)表示できますか?
A. 反転表示には対応していません。ハーフミラーを使う本格的なプロンプター機材では、鏡に映すため左右反転が必要になりますが、このツールは画面をそのまま見る使い方を想定しています。スマートフォンやタブレットをカメラの近くに置く方法であれば、反転なしでそのまま使えます。
Q. 表示中に画面が暗くなってしまいます
A. 端末側の自動スリープが働いています。このツールには画面のスリープを止める機能がないため、長時間表示したままにする場合は、収録前に端末の「画面が消えるまでの時間」を確認しておいてください。
Q. 通話アプリや録画ソフトと同時に使えますか?
A. 全画面表示になるため、同じ画面では他のウィンドウが隠れます。パソコンで通話や録画をしながら使う場合は、スマートフォンやタブレットを別に用意し、そちらで台本を表示してカメラの近くに置くのが確実です。画面共有にも映り込みません。
活用シーン
動画撮影時のセリフ読み上げ
カメラを見ながらセリフを読みたいとき。上半身が映る構図で身振り手振りを交えて話す場合、撮影中に画面へ手を伸ばすことができません。自動モードにしておけば、操作せずに最後まで読み進められます。
オンライン登壇・セミナー
自分だけ原稿を見ながら話したいとき。スマートフォンやタブレットをカメラの横に置いて流せば、画面共有に映り込まず、ウィンドウの切り替えも不要です。
スピーチ・発表の練習
原稿を一定ペースで流しながら読む速度やリズムを練習したいとき。速度調整で本番に近い環境を再現できます。
ポッドキャスト・ラジオの収録
音声収録中に目線を上げたまま台本を読み進めたいとき。手を使わずに原稿をスクロールできるので、マイクを持ちながらでも使いやすいです。
外国語スピーチの練習
英語や中国語などの外国語原稿を読みながら発音練習をしたいとき。自動スクロールの速度を少し遅めに設定すれば、ゆっくり確認しながら読めます。
結婚式・式典のスピーチ
祝辞や挨拶を、手元の紙を見下ろさずに読みたいとき。手動モードにしておけば、拍手や笑いが起きたときに自分で間を取りながら進められます。
面接・プレゼン前のリハーサル
話す内容を決まった時間内に収められるか確かめたいとき。自分に合った速度に設定してから最後まで流せば、実際に話したときの所要時間がそのまま分かります。収まらなければ原稿を削る、という判断ができます。
イベント・配信の司会進行
進行台本やコーナーごとの読み上げ文を手元に置いておきたいとき。文字を大きくしておけば、少し離れた位置からでも読み取れます。