TEXT関数の練習問題(全5問)
色のついたセルに数式を入力して Enter。範囲はドラッグでも選べます。
日付から曜日を出す
B2 に、A2 の日付の曜日を「土」のように1文字で表示してください。
ヒント 1
曜日の書式記号は「aaa」です。「=TEXT(値, "書式")」の形で書きます。
ヒント 2
書式は " で囲みます。「=TEXT(A2,"aaa")」。
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A2 に入っている 46270 は、日付を表す通し番号(シリアル値)です。そのままでは数字にしか見えませんが、TEXT で「aaa」の書式を当てると曜日として読めます。「aaaa」にすると「土曜日」になります。
模範解答: =TEXT(A2,"aaa")
日付の形を整える
B2 に、A2 の日付を「2026/09/05」の形で表示してください。月と日は2桁にそろえます。
ヒント 1
年は「yyyy」、月は「m」、日は「d」です。
ヒント 2
記号を2つ重ねると0埋めになります。「=TEXT(A2,"yyyy/mm/dd")」。
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記号を2つ重ねると桁がそろいます。「m」は 9、「mm」は 09 です。「/」のような記号でない文字は書いたとおりに出るので、「yyyy年m月d日」と書けば「2026年9月5日」になります。
模範解答: =TEXT(A2,"yyyy/mm/dd")
番号を3桁でそろえる
B2 に、A2 の番号を「005」のように必ず3桁で表示してください。
ヒント 1
「0」は、桁が足りなければ 0 を補って必ず表示する記号です。
ヒント 2
3桁なので 0 を3つ並べます。「=TEXT(A2,"000")」。
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「0」は桁を必ず表示し、「#」は桁があるときだけ表示します。「=TEXT(5,"###")」だと 5 のままです。伝票番号や社員番号のように桁をそろえたいときは 0 を使います。
模範解答: =TEXT(A2,"000")
金額に3桁区切りを付ける
B2 に、A2 の金額を「1,234,567円」の形で表示してください。
ヒント 1
3桁区切りの書式は「#,##0」です。
ヒント 2
記号でない文字はそのまま出ます。「=TEXT(A2,"#,##0円")」。
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「#,##0」は3桁ごとにカンマを入れる書式です。「円」は記号ではないので、書いたとおりに後ろへ付きます。ただしこの結果は文字列なので、そのまま SUM で合計しても足されません。計算に使う列と見せる列は分けてください。
模範解答: =TEXT(A2,"#,##0円")
文章の中に日付を差し込む
B2 に、「納品日は9月5日(土)です」と表示してください。A2 の日付を使います。
ヒント 1
文字をつなぐ記号は & です。「="納品日は"&…&"です"」の形になります。
ヒント 2
日付の部分は「=TEXT(A2,"m月d日(aaa)")」で「9月5日(土)」になります。
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日付を & でそのままつなぐと「納品日は46270です」になってしまいます。TEXT を挟むことで読める形に直せます。文字列と組み合わせるときが、TEXT のいちばんの使いどころです。
模範解答: ="納品日は"&TEXT(A2,"m月d日(aaa)")&"です"
TEXT関数は、数値や日付を、指定した書式の文字列に変換する関数です。
- 書き方
=TEXT(値, "書式")- 例
=TEXT(A2,"aaa")
TEXT関数とは
TEXT(テキスト)関数は、数値や日付を、指定した見た目の文字列に変える関数です。
日付から曜日だけを取り出す、番号を 001 のように桁をそろえる、金額に3桁区切りを付ける。「計算結果は合っているのに、見せ方が違う」という場面で使います。
=TEXT(A2,"aaa")
これで A2 の日付から 土 のような曜日が取り出せます。
2つの引数
=TEXT(値, "書式")
| 位置 | 意味 |
|---|---|
| 1つめ | もとの数値・日付 |
| 2つめ | どう見せるかを表す書式。" で囲む |
書式は決められた記号の組み合わせです。記号でない文字はそのまま出ます。
表示形式との違い — ここが一番大事
Excel には、セルの「表示形式」を変える機能もあります。見た目だけなら、そちらでも同じことができます。違いは、中身が変わるかどうかです。
| やり方 | 中身 | 計算に使えるか |
|---|---|---|
| セルの表示形式 | 数値のまま | 使える |
| TEXT関数 | 文字列になる | 使えない場合がある |
TEXT の結果は文字列です。=TEXT(1234,"#,##0") は数値の 1234 ではなく、1,234 という文字を返します。
そのため、次のような使い分けになります。
- 表を見やすくしたいだけ → セルの表示形式を変える
- 他の文字とつなげたい・文字として扱いたい → TEXT を使う
TEXT がいちばん活きるのは、文字列と組み合わせるときです。
="納品日は"&TEXT(A2,"m月d日(aaa)")&"です"
→ 納品日は9月5日(土)です
& で日付をそのままつなぐと 46270 というシリアル値が出てしまいます。TEXT を挟むことで、読める形に直せます。
日付の書式
Excel は日付を「1900年1月1日からの通し番号」で持っています。この数字を、指定した形に組み替えるのが日付の書式です。
| 記号 | 意味 | 例(2026年9月5日) |
|---|---|---|
yyyy / yy |
年 | 2026 / 26 |
m / mm |
月 | 9 / 09 |
d / dd |
日 | 5 / 05 |
aaa / aaaa |
曜日(日本語) | 土 / 土曜日 |
ddd / dddd |
曜日(英語) | Sat / Saturday |
記号を2つ重ねると0埋めになります。 m は 9、mm は 09 です。
=TEXT(A2,"yyyy/mm/dd") → 2026/09/05
=TEXT(A2,"yyyy年m月d日") → 2026年9月5日
=TEXT(A2,"m/d(aaa)") → 9/5(土)
=TEXT(A2,"aaa") → 土
年 月 日 / ( ) のような記号でない文字は、書いたとおりに出ます。
曜日を出す aaa は、TEXT のいちばんの使いどころです。 曜日を返す関数は WEEKDAY もありますが、あちらが返すのは 7 のような数字です。「土」と表示したいなら TEXT を使います。
数値の書式
| 記号 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
0 |
桁を必ず表示する(足りなければ0を補う) | =TEXT(5,"000") → 005 |
# |
桁があれば表示する | =TEXT(3,"0.##") → 3 |
, |
3桁区切り | =TEXT(1234567,"#,##0") → 1,234,567 |
. |
小数点 | =TEXT(1234.5,"#,##0.00") → 1,234.50 |
% |
100倍して % を付ける | =TEXT(0.256,"0.0%") → 25.6% |
0 と # の違いは、桁が足りないときに0を出すかどうかです。
=TEXT(5,"000") → 005 0 なので必ず3桁になる
=TEXT(5,"###") → 5 # なので余った桁は出ない
伝票番号や社員番号を 001 の形にそろえたいときは 0 を使います。
つまずきポイント: 書式は必ず " で囲む
書式を " で囲み忘れる間違いが多くあります。
=TEXT(A2,aaa) ← 間違い。#NAME? になる
=TEXT(A2,"aaa") ← 正しい
" を付けないと、Excel は aaa を名前(関数名や定義された名前)だと考えます。そんな名前は無いので #NAME? が返ります。
書式は値ではなく指示なので、必ず文字列として渡します。
つまずきポイント: 結果は文字列なので合計できない
TEXT で整えた列を、そのまま SUM で合計しても足されません。
=SUM(B2:B4) → 0 B列が TEXT の結果だった場合
SUM は範囲の中の文字列を無視します。TEXT の結果は文字列なので、まるごと飛ばされてしまいます。
計算に使う列と、見せるための列は分けてください。 元の数値はそのまま残し、TEXT は表示用の列だけで使うのが安全です。
負の数や0で表示を変える
書式を ; で区切ると、正の数・負の数・0 で見せ方を変えられます。
=TEXT(-1234,"#,##0;▲#,##0;-")
| 区画 | 使われるとき | この例の結果 |
|---|---|---|
| 1つめ | 正の数 | 1,234 |
| 2つめ | 負の数 | ▲1,234 |
| 3つめ | 0 | - |
会計の資料で、マイナスを ▲ で表したり、0を - と書いたりする形を作れます。
関連する関数
| 関数 | 用途 |
|---|---|
ROUND |
数値そのものを丸める。TEXT と違い結果は数値 |
YEAR / MONTH / DAY |
日付から年・月・日を数値で取り出す |
SUM |
合計する。TEXT の結果は無視される |
IF |
条件で表示を変える。TEXT は書式で見た目を変える |
次に進むには
TEXT は「見た目」を担当する関数です。中身を変えずに表示だけ整えたいなら、まずセルの表示形式を試し、文字列とつなげたいときに TEXT を使う、と覚えておくと迷いません。
日付から年や月を数値として取り出したいときは、TEXT ではなく YEAR・MONTH・DAY を使います。