オートフィルの練習問題(全5問)
色のついたセルに数式を入力して Enter。選択枠の右下の四角をドラッグすると、下や右へまとめて入力できます。
連番を作る
A2 と A3 に 1 と 2 を入力し、その2つを選んで右下の四角を A6 までドラッグしてください。
ヒント 1
まず A2 に 1、A3 に 2 を入力します。
ヒント 2
A2 から A3 をドラッグで選び、選択枠の右下に出る小さな四角を A6 まで下へドラッグします。
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オートフィルは、数値が2つ以上並んでいるとその差を読み取って続きを作ります。1つだけ選んでドラッグすると、同じ値のコピーになります。連番にしたいときは必ず2つ以上入力してから選んでください。
数式をまとめてコピーする
D2 に単価×数量の金額を求め、右下の四角を D4 までドラッグして残りの行も埋めてください。
ヒント 1
まず D2 に「=B2*C2」と入力します。
ヒント 2
D2 を選び、右下の小さな四角を D4 まで下へドラッグします。数式が自動でコピーされます。
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1行下へコピーすると、参照も1行下へずれます。D2 の「=B2*C2」は、D3 では「=B3*C3」になります。行番号を書き換える必要がないのはこの仕組みのおかげです。このように、コピーした方向へ自動でずれる参照を相対参照と呼びます。
模範解答: D2 =B2*C2 / D3 =B3*C3 / D4 =B4*C4
横方向にコピーする
B5 に4月の合計を求め、右下の四角を D5 まで右へドラッグして、各月の合計を埋めてください。
ヒント 1
まず B5 に「=B2+B3+B4」と入力します。3つのセルを「+」でつなぎます。
ヒント 2
B5 を選び、右下の四角を D5 まで右へドラッグします。
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横へコピーすると、参照は列の方向へずれます。B5 の「=B2+B3+B4」は、C5 では「=C2+C3+C4」になります。縦でも横でも、コピーした向きに合わせて参照が動きます。なお、合計は SUM 関数を使うともっと短く書けます。関数編で扱うので、ここでは「+」でつないで参照のずれ方に集中してください。
模範解答: B5 =B2+B3+B4 / C5 =C2+C3+C4 / D5 =D2+D3+D4
コピーで参照がずれて困る場合
C2 に、金額(B2)に消費税率(B6)をかけた税額を求め、C4 までコピーしてください。まずはそのままコピーして、何が起きるか確かめてください。
ヒント 1
「=B2*B6」と書いてコピーすると、C3 では「=B3*B7」になり、空のセルを見に行ってしまいます。
ヒント 2
税率のセルは動かしたくないので「$B$6」と書きます。$ を付けた側はコピーしても固定されます。
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「=B2*B6」のままコピーすると、C3 は「=B3*B7」、C4 は「=B4*B8」となり、税率のない空のセルを参照して 0 になります。参照先を固定したいときは「$B$6」のように $ を付けます。これを絶対参照と呼び、次の単元で詳しく扱います。オートフィルと絶対参照はセットで使う知識です。
模範解答: C2 =B2*$B$6 / C3 =B3*$B$6 / C4 =B4*$B$6
連番と数式を組み合わせる
A2〜A4 に 1 から始まる連番を、D2〜D4 に単価×数量の金額を入れて表を完成させてください。どちらもオートフィルが使えます。
ヒント 1
連番は A2 に 1、A3 に 2 を入れてから2つ選び、A4 までドラッグします。
ヒント 2
金額は D2 に「=B2*C2」と入れて、D4 までドラッグします。
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連番は数値を2つ並べてから、数式は1つ書いてからドラッグします。同じ操作でも、選んだ内容によって「増やす」か「コピーする」かが変わります。実務の表づくりは、この2つの繰り返しでできています。
模範解答: D2 =B2*C2 / D3 =B3*C3 / D4 =B4*C4
オートフィルは、セルの右下をドラッグして連続データや数式をまとめて入力する機能です。
- 書き方
セルの右下の四角をドラッグ- 例
1, 2 を選んで下へ → 3, 4, 5…
フィルハンドルとは
セルを選ぶと、選択枠の右下に小さな四角が表示されます。これをフィルハンドルと呼びます。
この四角をつかんで下や右へドラッグすると、選んだセルの内容がその範囲に一気に入力されます。これがオートフィルです。
100行ある表でも、1行目に式を作ってドラッグするだけで全行が埋まります。Excel の作業時間がもっとも大きく変わる操作です。
連番を作る
数値が2つ以上並んでいるとき、オートフィルはその差を読み取って続きを作ります。
| 選んだセル | 下へドラッグした結果 |
|---|---|
1 2 |
3, 4, 5, 6… |
10 20 |
30, 40, 50… |
5 10 |
15, 20, 25… |
1つだけ選んでドラッグした場合は、同じ値がコピーされます。 連番にしたいときは、必ず2つ以上入力してから選んでください。
「1」だけ入力してドラッグしても 1, 1, 1… にしかならないのは、Excel が増やし方を判断できないためです。
数式をコピーすると参照がずれる
オートフィルの本当の使いどころは、数式のコピーです。
D2 に =B2*C2 と入力し、下へドラッグすると、それぞれの行はこうなります。
| セル | 入る数式 |
|---|---|
| D2 | =B2*C2 |
| D3 | =B3*C3 |
| D4 | =B4*C4 |
1行下へコピーすると、参照も1行下へずれます。 行番号を書き換える手間がないのは、この仕組みのおかげです。
横方向へコピーした場合は、同じように列がずれます。
| セル | 入る数式 |
|---|---|
| B5 | =B2+B3+B4 |
| C5 | =C2+C3+C4 |
| D5 | =D2+D3+D4 |
このように、コピーした方向へ自動でずれる参照を相対参照と呼びます。何も指定しなければ、すべての参照が相対参照です。
ずれてほしくないときがある
多くの場合この動きは便利ですが、参照先を固定したい場面もあります。
たとえば「各行の金額に、決まったセルにある税率をかける」場合。税率が入っているのは1か所だけなので、下へコピーするたびに参照がずれると、2行目以降は空のセルを見に行ってしまいます。
これを防ぐのが絶対参照で、参照に $ を付けて固定します。次の単元で扱います。
ダブルクリックで一気に埋める
隣の列にデータが入っている場合、フィルハンドルをドラッグせずダブルクリックすると、隣の列の最終行まで一気に埋まります。
1000行あるような表では、ドラッグするより確実です。ただし途中に空白行があると、そこで止まります。
覚えておきたい操作
| したいこと | 操作 |
|---|---|
| 下の行に同じ式を入れる | フィルハンドルを下へドラッグ |
| 最終行まで一気に埋める | フィルハンドルをダブルクリック |
| 連番にする | 2つ以上入力してから選んでドラッグ |
| 上のセルをそのままコピー | Ctrl + D |
| 左のセルをそのままコピー | Ctrl + R |
次に進むには
参照が自動でずれる仕組みを理解したら、次はずれないように固定する方法(絶対参照)へ進みます。オートフィルと絶対参照はセットで使う知識で、片方だけでは実務の表が作れません。
コピーした結果、#DIV/0! などが一斉に並ぶことがあります。参照のずれ方が分かっていれば原因の見当がつきます。表示の読み方は エラー値の意味と直し方 を参照してください。