AVERAGE関数の練習問題(全5問)
色のついたセルに数式を入力して Enter。範囲はドラッグでも選べます。
基本の平均
B5 に、3科目の点数(B2〜B4)の平均を求めてください。
ヒント 1
書き方は SUM とまったく同じで、関数名だけが変わります。
ヒント 2
「=AVERAGE(」まで書けたら、あとは範囲をドラッグで選びましょう。
解説を見る
AVERAGE関数は「=AVERAGE(範囲)」の形で書きます。(80+90+70)÷3 で 80 になります。範囲の指定のしかたは SUM と同じです。
模範解答: =AVERAGE(B2:B4)
空白セルがあるとき
B5 に点数(B2〜B4)の平均を求めてください。まだ受けていない科目があります。
ヒント 1
空白があっても、範囲はそのまま B2:B4 で指定して大丈夫です。
ヒント 2
空白のセルは「データがない」とみなされ、割る数に入りません。
解説を見る
AVERAGE は空白セルを無視します。合計にも個数にも入らないため、(80+70)÷2 で 75 になります。3で割った 50 にはなりません。
模範解答: =AVERAGE(B2:B4)
0 が入っているとき
B5 に点数(B2〜B4)の平均を求めてください。0点の科目があります。
ヒント 1
数式は前の問題とまったく同じです。答えの数だけが変わります。
ヒント 2
0 は「値がある」として扱われます。割る数は3のままです。
解説を見る
0 は数値なので、合計にも個数にも入ります。(80+0+70)÷3 で 50 です。前の問題と表の形は同じでも、空白か 0 かで平均が 75 と 50 に分かれます。「まだ入力していない」ことを 0 で表すと、平均が実態より低く出てしまうので注意してください。
模範解答: =AVERAGE(B2:B4)
AVERAGE を使わずに平均を出す
B5 に売上(B2〜B4)の平均を求めてください。ただし AVERAGE 関数は使わずに計算します。
ヒント 1
平均は「合計 ÷ 個数」です。合計は SUM で求められます。
ヒント 2
数値が入っているセルの個数は COUNT で数えられます。
解説を見る
AVERAGE がやっているのは「SUM ÷ COUNT」です。300 ÷ 3 で 100 になります。この関係がわかると、空白セルが無視される理由も見えてきます。COUNT は数値の入ったセルしか数えないため、空白があれば割る数もその分だけ減るのです。
模範解答: =SUM(B2:B4)/COUNT(B2:B4)
小計を挟んだ表の平均
B7 に、4か月の売上の平均を求めてください。小計のセル(B3・B6)は使いません。
ヒント 1
AVERAGE も SUM と同じく、「,」で区切って複数の範囲を指定できます。
ヒント 2
「=AVERAGE(B1:B2,」まで書けたら、続きは下半期の範囲です。
解説を見る
小計を範囲に含めると、小計そのものが1件のデータとして数えられます。この表では 400÷4 で 100 が正解ですが、小計まで含めると 800÷6 で約133 になってしまいます。合計と違い、平均は割る数まで狂うため、ずれ方が大きくなります。
模範解答: =AVERAGE(B1:B2,B4:B5)
AVERAGE関数は、指定した範囲にある数値の平均を求める関数です。
- 書き方
=AVERAGE(平均したい範囲)- 例
=AVERAGE(B2:B4)
AVERAGE関数とは
AVERAGE(アベレージ)関数は、指定した範囲にある数値の平均を求める関数です。合計を個数で割った値、つまり平均値が返ります。
書き方は SUM とまったく同じで、カッコの中に範囲を指定するだけです。
=AVERAGE(B2:B4)
SUM を覚えていれば、AVERAGE は関数名を差し替えるだけで使えます。まだ読んでいなければ SUM関数の使い方 もあわせてどうぞ。
AVERAGE の正体は SUM ÷ COUNT
AVERAGE が計算しているのは、次の式とまったく同じ内容です。
=SUM(B2:B4)/COUNT(B2:B4)
合計を「数値が入っているセルの個数」で割っています。この関係を覚えておくと、あとで説明する空白セルの扱いがすんなり理解できます。
COUNT をまだ扱っていない場合は、「数値が入っているセルの個数を返す関数」とだけ覚えておけば、このページを読み進めるのに困りません。詳しくは COUNT・COUNTA・COUNTBLANKの使い分け で扱っています。
空白セルと 0 で結果が変わる
AVERAGE でいちばん間違えやすいのがここです。
| 範囲の中身 | AVERAGE の扱い |
|---|---|
| 数値 | 合計にも個数にも入る |
| 空白セル | どちらにも入らない(無視される) |
| 0 | どちらにも入る |
| 文字列 | どちらにも入らない(無視される) |
「まだ入力していない」ことを表すのに 0 を入れてしまうと、平均が実態より低く出ます。逆に、0点だった人の分を空白にしてしまうと、平均が実態より高く出ます。
具体例
80 点・70 点と、もう1人分のセルがある場合を考えます。
| 3人目のセル | 計算 | 平均 |
|---|---|---|
| 空白 | (80 + 70) ÷ 2 | 75 |
| 0 | (80 + 70 + 0) ÷ 3 | 50 |
同じ見た目の表でも、空白か 0 かで平均が大きく変わります。「データがない」なら空白、「値として 0」なら 0 と使い分けてください。
離れた範囲の平均
SUM と同じく、カンマで区切れば複数の範囲を指定できます。
=AVERAGE(B2:B3, B5:B6)
小計や合計の行を挟んだ表では、小計を範囲に含めないよう注意してください。小計が個数に数えられるうえ、合計値まで足されるため、平均が大きく狂います。
平均が割り切れないとき
平均は割り切れないことのほうが多く、73.33333333 のように小数がずらりと並びます。表示を整えたいときは ROUND 関数と組み合わせます。
=ROUND(AVERAGE(B2:B4), 1)
これで小数第1位までの表示になります。関数のカッコの中に別の関数を書くこの形は、Excel でよく使う書き方です。
関連する関数
| 関数 | 用途 |
|---|---|
SUM |
合計を求める。AVERAGE と範囲指定の書き方が同じ |
COUNT |
数値が入っているセルの個数を数える。AVERAGE の分母にあたる |
MAX / MIN |
範囲の中の最大値・最小値 |
AVERAGEIF |
条件に合う行だけの平均を求める |
ROUND |
小数を指定した桁で四捨五入する |