SUMIF関数の練習問題(全5問)

色のついたセルに数式を入力して Enter。範囲はドラッグでも選べます

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Q1

営業部の売上を合計する

C8 に、部署が「営業」の人の売上合計を求めてください。

解説を見る

SUMIF は B列を上から順に見て、「営業」だった行と同じ位置の C列だけを足します。120・200・150 が対象で、開発の80と90は足されません。範囲が2つ出てくるのは、判断する列と足す列が別だからです。

模範解答: =SUMIF(B2:B6,"営業",C2:C6)

SUMIF関数は、条件に合う行だけを選んで、その金額や数量を合計する関数です。

書き方
=SUMIF(条件の範囲, 条件, 合計する範囲)
=SUMIF(B2:B6,"営業",C2:C6)

SUMIF関数とは

SUMIF(サムイフ)関数は、条件に合う行だけを選んで合計する関数です。

SUM は範囲の中を無条件に足しました。COUNTIF は条件に合うものを数えました。SUMIF はその2つを合わせたもので、条件で絞ってから足します

営業部だけの売上、4月分だけの経費、A商品だけの数量。明細が縦に並んだ表から集計表を作るとき、必ず使うことになります。

3つの引数

=SUMIF(条件の範囲, 条件, 合計する範囲)
位置 意味
1つめ 条件を照らし合わせる範囲
2つめ 条件
3つめ 実際に足す範囲

範囲が2つ出てくるのが COUNTIF との違いです。「どこを見て判断するか」と「どこを足すか」が別の列になるためです。

=SUMIF(B2:B6,"営業",C2:C6)

これは「B列が営業になっている行の、C列を合計する」という意味になります。B列を上から順に見て、「営業」だった行と同じ位置の C列の値だけを足していきます。

合計する範囲は省略できることがある

判断する列と足す列が同じときは、3つめを省略できます。

=SUMIF(C2:C6,">=150")

「C列のうち150以上のものだけを合計する」という意味です。書かなかった場合、1つめの範囲がそのまま合計する範囲として使われます。

省略できるのはこの場合だけです。別の列を足したいなら3つめは必須です。

つまずきポイント1: SUMIFS は引数の並びが逆

条件を2つ以上にしたいときは SUMIFS を使います。ここが SUMIF 最大のつまずきどころです。

=SUMIF (条件の範囲, 条件, 合計する範囲)     ← 合計する範囲が「最後」
=SUMIFS(合計する範囲, 条件の範囲, 条件, …)  ← 合計する範囲が「最初」

合計する範囲の位置が、前と後ろで入れ替わります。

なぜこうなっているかというと、SUMIFS は条件を何組でも増やせるからです。増える部分をうしろに置く必要があり、合計する範囲は先頭に固定されました。SUMIF のほうが先に生まれた関数で、あとから作られた SUMIFS が並びをそろえられなかった、という事情です。

実際に書くとこうなります。同じ「営業部の売上合計」でも並びが違います。

=SUMIF(B2:B6,"営業",C2:C6)      → 470
=SUMIFS(C2:C6,B2:B6,"営業")     → 470

迷ったら SUMIFS だけを使うのも手です。 条件が1つでも SUMIFS は問題なく動きます。書き方を1つに統一してしまえば、並びを取り違える余地がなくなります。

つまずきポイント2: セルを条件にするときは & でつなぐ

条件の書き方は COUNTIF とまったく同じです。記号を含む条件は " で囲んで文字列として渡します。

=SUMIF(B2:B6,">=60")

セルに入れた基準値を条件にしたいときは、記号とセルを & でつなぎます

=SUMIF(B2:B6,">=B8")      ← 間違い。0 になる
=SUMIF(B2:B6,">="&B8)     ← 正しい

前者は「B8 という文字以上のもの」を探してしまい、数値はどれも当てはまらず 0 になります。記号は " の中、セルは " の外。 詳しくは COUNTIF関数の使い方 で説明しています。

ワイルドカードも同じように使えます。=SUMIF(A2:A6,"田*",C2:C6) で「田」から始まる名前の行だけを合計できます。

つまずきポイント3: 範囲の行数はそろえる

条件の範囲と合計する範囲は、同じ行数にしてください

=SUMIFS(C2:C6,B2:B5,"営業")    → #VALUE!

SUMIFS は行数がそろっていないとエラーになります。黙って計算されるより、この動きのほうが安全です。行がずれたまま出た数を、正しい答えだと思い込まずに済みます。

見出し行を含めてしまう B1:B6C2:C6 の組み合わせも、行数が違うのでエラーになります。数式を書いたら、範囲の開始行と終了行が全部同じかを目で確かめてください。

文字が混ざっていても合計は止まらない

合計する範囲に「欠席」「未定」といった文字が入っていても、SUMIF はエラーにならずにその行を飛ばして計算します

80 / 55 / 60 / 92 / 欠席
=SUMIF(B2:B6,">=60")    → 232

条件の判定でも文字は数値と比べられないため対象から外れ、合計にも入りません。これは SUM が文字を無視するのと同じ考え方です。

便利ですが、合計が思ったより少ないときは、文字が混ざった行を疑ってください

関連する関数

関数 用途
SUM 条件なしで合計する。SUMIF の出発点
SUMIFS 条件を複数にする。合計する範囲が先頭
COUNTIF / COUNTIFS 条件に合うものを数える
AVERAGEIF 条件に合うものの平均を出す。引数の並びは SUMIF と同じ

次に進むには

条件で数える・合計する、が両方できるようになりました。集計の形はここでほぼ出そろっています。

明細から集計表を作るときは、VLOOKUP と組み合わせる場面がよく出てきます。合わせて読んでおくと、実務の表がぐっと作りやすくなります。